スマホで出会った30代OLの真実 Season 5

3.ブサクエⅢ そして伝説へ・・・
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もともと合コンやるはずだったのに途中で難色を示しソロアポに切り替えると「私太ってますけどいいんですか?」と殺人予告を受けたけど、前向きに頑張ろうと思ったら当日ドタキャンを喰らった。

この時点でもう十分、俺は頑張りましたよね?

しかし、何を血迷ったか再度アポへと話は進んだが、少し遅れる旨メールをしたら「もち遅れるからにはゴチですよね?!」などとカツアゲさえされる始末。ドタキャンした自分をチビの俺が手の届かない棚に上げて、何言ってやがるんだこのクソ女は。

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まだ会ってもないクソ女(以下、久本)からこのようなメールを受信してる時点で、俺は相当『底辺』なのだと思う。ある意味、正しく自分を自覚したあの夜の話は前回の記事で確認してほしい。

指定された駅に着き、待ってはいたが現れない久本にメールをしたら「今コンビニでうんこ中」と思われるメールを受信。あのー10分遅れで僕は奢らなければいけないのに、あなたの排便にかかわる遅刻はカウントされないって意味わからないんですけど。

待つこと15分。

久本は現れた。

<スペック情報>
久本 レベル5 31歳 サービス業(OLはうそでした)
推定身長152cm 推定体重75kg

うむ、想定通りのデブが現れた。

見るからに性格も腐ってそうな顔つきだ。性格って顔に出るっていうけど、こいつの場合出しすぎだ。

「遠い所までありがとぉ~。私がよくいくお店でいい?」
「いいですよ、ぜひそこに行きましょう。」

国民の97%は彼女のこれまでの言動とこのビジュアルを認知した瞬間「は?人違いでは?」とだけ告げルーラを唱えることだろう。

しかし、俺は違う。

なぜならば

 

 

 

 

  

 

 

 

このとき俺は、完全にブサイククエストの勇者だった。

アポ決定後のデブ告白、直前キャンセル、もちオゴりだよね、排便で人を待たせる。

もう地雷要素たっぷりのモンスターでしかないことは予測がつく。

でもそれは予測でしかない。

事実はどうなのか。

それは実際に久本と会い、久本を体験するしかない。

俺のブサクエ人生の中でも間違いなく20本の指に入る久本。

ここから読む人は心して読んでいただきたい。

この事実を知り、人が嫌いになったとしても、俺は一切の責任を負いかねますからね、マジで。

 

HISAMOTO QUEST 始動。

 

・・・

「えっと、ばかなべさんだっけ?」
「ああ、はいそうです。」
「仕事は何してる人?」
「ああ、○○関係ですね」
「ふーん、どこに住んでるの?」
「ああ、○○ですね」
「へぇ!そうなんだ、マンション?」
「はぁ・・まぁ・・・」
「駅から近い?」
「5分ぐらいですかねぇ」
「そうなんだぁ。彼女いるの?」
「いないですね。」
「え?いつぐらいから?」
「去年の10月なんで・・・5か月ぐらいですかね・・」
「そうなんだ。私はさぁ、彼氏と別れてもう1年ぐらいたつんだけど、それまでは結構彼氏と飲みいったりとかしてたんだけど、別れてからは▼×%○▼×%○▼×%○▼×%○▼×%○▼×%○・・・」

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出会って30秒後、ルーチン化されているのであろう尋問を一通り終えた久本はいきなり彼氏と別れた話をはじめた。無論、俺から質問はしていない。つまり聞いてない。だが、久本は彼氏と別れた話をし続ける。出会ってから倦怠期に至るまでの経緯、そして彼氏の態度が変わり別れへと移行していく二人の関係・・・

 

これは居酒屋に向かう道中のことである。

 

駅から離れていき、明らかに自宅の近くにあるであろうお気に入りのお店に向かってる感がハンパない。ていうか、ここどこですか?結構曲がるので道覚えられないんですけど、は?どこまで行くの?ていうか、お前いつまで自分の恋愛話してるの?

流暢に出会いから別れまでの経緯を淀みなく話すあたり、こりゃ相当同じ話しとるぞ・・・おかげさまで、久本が彼氏と別れた経緯を知ることは出来た。何の役にも立たない情報をありがとう。

ようやく居酒屋に入店。客は、俺と久本しかいない。恐らく個人経営のお店だろう。

ハイボールで乾杯。通常は談笑タイムだが、相変わらず俺1:9久本の割合でトークは展開していく。

しばらくして久本は携帯をいじりだした。

「私、元彼と付き合いだしてから太っちゃって、30㎏太ったんですよ。あ、これが痩せてたころの写メなんですけど・・」

ボロッボロのガラケーには謎のストラップが10個ぐらいついている。もう、懐かしいとしか言えねえよ。どんどん出てくる久本地雷コンテンツとともに上がり続ける久本のうんこ度に俺は恐怖とワクワク感を同時に膨らませていた。

「前はこんな感じだったんだよね」

小さな画面に映し出された画質の粗い痩せていたころの久本を見せられた。

 

残念ながら、痩せてた時の久本は美人部類だ。

 

しかし、元彼と付き合いだしたのが数年前というが、写メ自体は2000年当時のギャル風である。これは、年齢詐称もありえるか、またはファッションがアップデートされないタイプのどちらかに違いない。うむ、どちらにしてもうんこだ。ますますうんこ度が上がっていく・・・こいつ、もはや全身うんこで出来てんじゃねぇか・・・

てか、乾杯して5分でこの写メを俺に見せる必要があるのか?といえば、多分ない。

では、なぜこの写メを見せてくるのか。

これは「痩せれば私はまあまあイケる」ということを言いたいのだろう。

ちなみに久本は30㎏太ったを連呼していたので、この写メをもとに推定体重75㎏とした。この推定体重は極めて事実に近いであろう。

「で、私本当に辛かったの。信じらんないんだけど元彼がマジ最悪で、○○社の管理職って言ってたのに本当は孫会社で働いてて、40才で手取り23万とか言われたときは本当ムカついて・・・○▼×☆」

出会って30分後には、俺は久本の元彼が働く会社名、役職、転職歴、手取りの給料額、貯金額、自宅の場所など、通常では知り得ない圧倒的個人情報を知ることになった。

「元彼と別れたときにふたりでやってた貯金があって40万貯めたんだけど、別れるときに折半とか言われて~。ありえないと思って・・・○▼×☆」

出会って40分後には、元彼と一緒にしていた貯金40万円をどう配分するかについて事細かに教えてくれた。いくらずつ取り合うかについては1か月ほど話し合ったらしい。そして、粘り強い交渉の末、久本30万円、元彼10万円におちついたらしい。

しかし、それでも納得いかない久本は元彼とたまに会い、そのたびに奢ってもらうことで残りの10万円を回収しているんだと豪語していた。

「私って、好奇心旺盛だから同じ仕事ずっとやってられなくって。結構転職してんのね。で、初めて転職した会社で受付やってたんだけど、この会社がクソでさぁ。給料安いのに・・・○▼×☆」

出会って60分後には、転職に転職を重ね、どんどん待遇が悪くなっていったこと、会社側と揉めて集団訴訟をし、会社から示談金を勝ち取った自慢話、ひたすら2社で受付していたときにモテた話を聞かせて頂いた。

 

 

 

 

 

 

もう、関わりたくない

 

 

 

俺はこのとき、勇者でいつづける意味がわからなくなっていた。こんなにおしゃべりなクズは初めてだ。ていうか、関わってはいけない部類の人間だと思う。

60分のクズトーーークで瀕死の状態に追い込まれた俺は、脱出を決意した。

「そ・・そろそろ行きましょうか・・・」

思えばこの言い方が間違っていた。

脱出を目論むばかなべは、この一言で人生最大のピンチを迎える・・・

次号、最終回。

ばかなべは生き延びることができるのか!?

つづく。

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