門限9時の女教師カオルの性生活 第一話「きっかけはたかし」

4.ブサクエⅣ そして老害へ・・・
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「私、門限が9時なのでそろそろ帰らないといけないんです。すみません・・」

隣に座っていたカオルは申し訳なさそうに席を立った。

土曜日の夜8時、俺は新宿のカフェ風の店で飲み会に参加していた。

新宿駅から歩いて2分ほどの場所にあるこの店は、ウッドテイストでハワイアンな雰囲気がある。客層は20代前半の若者が中心。

ここに40代に突入した俺とKK先輩、そしてたかし先輩という男3人。そして30歳の女3人。

 

完全に場違い

 

誰だ、この店を決めたのは?

ああ、それはもちろんたかし先輩だ。

見た目は圧倒的にタージンである。

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え?

タージンを知らない?

関西の超有名人タージンを知らない?

はは、笑っちゃうね、関西ではタモリより有名だっていうのに。

ロケの神様のタージンを知らないとは・・・

それはちょっとありえない。

タージン、
それはすべての関西人から愛され、尊敬され、憧れの人物である。ただ、タージンは関西において愛されてはいるが、関東では何の生物かさえ認識されない。そして、たかし先輩はタージンを意識せずタージンの見た目をここ関東で実現したおっさんだ。

たかし先輩、
それはすべての人から愛されず、尊敬されず、憧れるポイントさえない人物である。学歴もそこそこで就職先は大手旅行会社。だが、モテない。理由は見た目タージン、ノリが昭和、ハゲでデブ。これぞ完璧にモテない40代を実現したおっさんだ。

たかし先輩とは居酒屋で出会った。

いや、俺がたかし先輩をナンパした。

居酒屋のカウンター席で先輩風を吹かせながら部下に恋愛論をふりかざすたかし先輩に一目ぼれ惚れしたのだ。

「女てのはなぁ・・」
「だからお前はダメなんだ」
「女心ってもんは・・」

など、部下に上から目線で語る、おっと間違えた、部下に名言連発のたかし先輩を見て直感で思った。「ああ、この人ダメだ」と。おっと間違えた、なんてポテンシャルの塊なんだと。

そして、話すうちにたかし先輩は絶賛婚活中という情報を得た。内田有紀のような女性と結婚したいと俺に熱く語った。たとえも古ければ、そもそもお前がなにほざいとんねんと水平チョップしてやろうかと思ったが・・・

俺は運命を感じた。

婚活女を見つけるのは比較的得意。

そして、目の前には結婚を夢見るタージン。

俺は、子供のころからタージンが好きだった。いや、たかじんも好きだったけど、どうしてもトミーズ雅は好きにはなれなかった。

だが、タージンは好きだ。

タージン似のおっさんの結婚相手を、もし俺が提供できたとしたら・・・

完全に俺の心は踊るトミーズ大捜査線だった。

その後、超高級居酒屋「養老の瀧」で女をナンパしてこの飲み会にこぎつけたのだ。

俺はたかし婚活センターのセンター長。

なんとしても、たかしを結婚させる。

店のチョイスをたかしに任せたのは失敗だった。だが、見た目タージンのくせに何かっこつけてんだ、だからお前はモテねぇんだよと思った俺の性格は超良い。

・・・

超高級居酒屋「養老の瀧」にいた女は、都内の企業で働く女(派遣社員)。バッグはルイヴィトン、財布もルイヴィトン、手帳もルイヴィトン。超ハイセンス、超ヴィトンセンス。美人だ。少し長いアゴをのぞいて、少しバランスを崩した目鼻立ちをのぞいて。美人だ。そんな彼女を含めた飲み会スタメンは以下のとおりだ。

【飲み会スタメン】
・養老子 レベル21 派遣社員 長アゴと目鼻立ち不均衡な美人
・市役子 レベル20 市役所職員 いかにも市役所にいそうな普通の女
・カオル レベル18 教員 ぽっちゃり体型の小学校の先生

簡単に言うと、全体的に普通だけど自分よりちょっと劣る女を養老子は準備した。非常にわかりやすい戦略だ。

飲み会開始からしばらくはたかし先輩がどの女を気に入るのかを見ていた。小一時間ほどたった後、俺は小声でたかし先輩に探りを入れた。

「たかし先輩!どの子がいいですか?」
「うーん、みんなイマイチだけどあえて言うなら市役子ちゃんかなぁ・・・」

 

 

ぶん殴ってやろうか?

 

 

何言ってんだこのオジサンは。

うん、ぶん殴っていいだろう。

いやぶん殴るべきだ。

などと一瞬思ったけど思い踏みとどまった俺は結構性格が良いのだろう。

なんにせよ、たかしは市役子を選んだので俺たちはそれを全力支援しながらこの飲み会を運営していくだけだ。よっしゃ!!!!たかし!!俺たちに任せとけ!!!!

と、思ってたのだが・・・

「私、門限が9時なのでそろそろ帰らないといけないんです。すみません・・」

なんと、ノーマークのカオルが突然の脱退宣言。

「カオルの家、本当に厳しいもんね・・・」

市役子がつぶやいた。どうやら、門限は本当のようだ。

ていうか・・・・

カオルが脱退宣言をしているのに

ふとKK先輩を見ると、楽しそうに養老子としゃべっている。

ふとたかし先輩を見ると、楽しそうに市役所子としゃべっている。

 

 

カオルは俺が世話しろってことですね(^^)/

 

 

まぁたかしは良いとして、KK先輩については後日きっちりとうんこぶん投げてやろうと決めました。

【カオルについて】
気立てもよくノリも良い。顔面も庶民的かわいさがある。黒髪ショートボブ。体型はぽっちゃり。胸は相当にデカい。デブだからデカいのか巨乳なのかは、貧乳支持派の俺としてはどうでもいいが、ぴったりニットにおけるデカ乳はそれなりにそそる。まぁ乳輪もデカいのだろうが。

完全に作り上げられた状況だったが、俺はそれを素直に受け容れカオルを送ることにした。

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「わかった、駅まで送っていくよ。」

新宿駅に行く途中、とりあえず俺はカオルのLINEを聞き出した。

「ばかなべさん、すみません。なんか今日は余りものの私のお世話係みたいになっちゃって・・」

余りもの?!

うーーん、まぁそうかもしれないけどそこまで自分を卑下しなくても・・・

どうやら自己肯定感が低い系のようだな・・・

「家、厳しいの?社会人で門限9時ってなかなかだと思うけど(笑)」
「やっぱり、ちょっと厳しいですよね・・・」

ちょっと?

いやいや頭おかしいレベルなんですけど・・・だってあんた30歳でしょ?大人でしょ?なのに門限とかお前は〇子様かよ。

どうやら門限はガッチガチのガチということだけはわかった。

「ああ・・、まぁ・・。ちょっと厳しいかな。大事にされてる証拠なのかな。」
「祖母がとくに厳しくて、毎日9時になると電話がかかってきてどこにいるかチェックされるんです」

 

ヤバい

 

これは相当にヤバい。

おばあちゃん、かなりヤバい。孫の門限を厳しく統制するとは、相当に目上の人の力が強い家庭環境なのだろう。

そして、カオルも相当にヤバい。

祖母が決めたルールを守り続ける。

もはや思考停止状態だ。

そして俺は思った。

これは最大のチャンス到来なのかもしれないと。

 

続く。

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