セイロンの剣とのたたかい Season1

4.ブサクエⅣ そして老害へ・・・
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世の中にはセイロンの剣を持つ女がいる。

・結婚して子供を育てることこそ正義
・恋人同士のセックス以外は認めない
・浮気は人としてありえない最低行為
・チャラい男は絶対信用すべきでない
・多目的トイレセックスはマジウンコ

こうであるべき、そうするべき。ベッキベキの正論は、まったくもって語調が強い。

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正義感が強く自分が正しいと思っているプライドの高い女はマイルールに反するものすべてを受け入れることをしない。正論をふりかざすことが「相手のため」だと勘違いさえし、自らのべき論をもって「セイロンの剣」で相手を攻撃する。

そのような女と出会った場合、秒速損切りすべきだ。おっと、私もべき論を言ってしまった。

しかも、その女が「あんたなんか全然好みじゃないし、興味がない」などと言おうものなら、それこそ時間の無駄どころか時間の浪費でしかない。

弱小ショッカーの私がとるべき行動はただ一つ。

・・・

「久しぶりにコンパしようや」

コロナが順調に増殖しつづけるある日、KK先輩からLINEが届いた。恐らくKK先輩は頭がおかしいのだろう。コロナを舐め過ぎだ。そして頭のおかしいKK先輩の誘いにのってくる女も恐らく頭がおかしい。そして、頭がおかしい女が私は好きだ。断る理由はどこにもなかった。

20:00 東京・銀座

呼ばれた店は銀座のバル風なお店だった。

店に入るとすでにKK先輩と女二人が座っていた。

・朝顔子 レベル19 32歳 OL
良く言えば朝顔出演の上野樹里風、正義感が強くいかにも気の強そうな女

・地味子 レベル19 32歳 OL
悪く言えば半沢出演の江口のりこ風、愛想が良く常にニコニコしている女

【フォーメーション】
地味 朝顔
―――――
―――――
KK ばか

【試合展開】
コロナ期間中ということもあり、ソーシャルディスタンスを意識し、オセロ席ではなくお見合い席としたのはKK先輩の大人の配慮だろうか?透明の板が男女を隔てる中、試合はスタート。

一般的な合コンといえば序盤は無難に自己紹介などをするのかもしれないが、序盤から女が圧倒的ベネフィットを感じる話題を提供し、ロケットスタートを切るのが俺たち流。コロナで登板間隔は少し空いたがその戦法に変わりはない。俺たちは次々とトリッキーな攻撃をしかけた。

・はじめまして、ばかなべです
・出身は大阪で、現在は東京に住んでます
・あ、料理取り分けましょうか?
・あ、趣味は映画と読書と旅行です
・あ、ただ今はコロナで旅行行けませんけど(笑)

ふっ、俺たちの圧倒的差別化トークに恐れをなしたのだろう。

 

朝顔は終始無表情だった

 

そう、序盤から朝顔はずっと無表情だった。

恐らく、俺たちに一切の興味がないのだろう。わかるよ、わかる。ていうか・・・

態度に出しすぎだろオイ( ゚Д゚)

なんなんだこいつは。と心の中では思っていたかというと実は思ってない。なぜなら、地味が朝顔をカバーするかのように反応が良いのだ。クソみたいな朝顔に比べて必要以上に良いリアクションをする地味。なんてバランスの取れたチームだ、と私は感心した。

地味の好反応で気分を良くした私とKK先輩は、コンパ感覚を取り戻し、すぐに覚醒。

・出会い系で巨人岡本のような女とセックスした話
・仮性包茎の男は勃起するまでパンツを脱がない話
・どんなにブスな女にでもカワイイと言う怪奇現象

たわいのない話題だったが、無表情だった朝顔も最後は爆笑するようになった。

だが、私は90分で解散に持ち込んだ。理由は2点だ。

ひとつは、ソーシャルディスタンス。店側への配慮も考えると店内キスなどできそうもない。開始時間が遅かったのもあり、21時半の時点でこの健康的な仕上がり、加えて近くに見当たらないラブホを考えるとやる気が下がった。

もうひとつは、二人とも結婚願望強いアピールをしていたことだ。シンプルに冷める。我々は結婚とは真逆の場所にいる。婚活女子の場合、私は一定の手続きを踏む(後述)のだが、そんな手続きをソーシャルディスタンスな環境で短時間で終えれるとは思えない。

お互い無駄なコストと時間になることが見えたため、早期解散を選んだ。

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コンパ終了後、新橋の公園で酒を飲みながらKK先輩に独占インタビューを試みたところ意外なコメントが出た。

「地味子、今までの中で一番好みやわ」

えええーーーーーーー(;゚Д゚)

嘘だろオイ。もっとイイ女を今までたくさん抱いてきたじゃないですか・・・。私が知る限りでも、KK先輩はこの4年ほどで結構かわいい女を捕獲していた。何人かシェア案件もあり、その良さを俺も肌で感じている。特に超高スペックのサトミ、感度跋文の保育士子は今でも再戦してみたいと思えるほどのレベル25以上確定だ。

スタイル、顔、年齢、あらゆるスペックを比較しても、地味はそこまで絶賛するほどではないと思う。だが、KK先輩はそう言い切った。年とって好み変わったのか?KK先輩、ちょっと前までは20代以外無理とか言ってたくせに・・・ようやく自分の立場がわかったか。

そもそもね、あんたみたいなジジイが20代とかキモいんだよ!まったく女の価値を年齢で区切ろうとするクソロリコンはどうしようもねぇよと思ってたが、ようやくまともな感覚をつかんだようだな。よし、KK先輩。俺はあんたを応援するゼ!!!

っていうか、それってつまり「お前は朝顔イケ」ってことっすよね。まぁいいんですけど。

・・・

次の日、朝顔からLINEが届いた。

「昨日はありがとうございました。次はぜひ五反田か上野で飲みましょう(^▽^)/」

 

見直した

 

五反田と上野を受け入れる女に悪い女はいない。正直、気が強そうだし、結婚願望激強だったが見込みはあるかもしれない。

さっそくアポることにした。正直余裕をぶっこいていた。男経験が少なそうな朝顔とのソロアポなら余裕でホテインだろうと。

19:00 東京・上野

上野のマルイ前で待ち合わせし、紅とんへ。適当にトークを交わし笑わせるフェーズへ順調に移行。ふっ、俺は冗談だけで生きてきた男だ。ふざけたことを言い続けるのは得意技。お前のようなおふざけレベルの低い女を笑わせるなど容易だ。

笑わせながら間に「かわいい」を放り込んでおけば、余裕で鶯谷。時計を見れば20時。そろそろ店を出て鶯谷にタクって

 

「私、ばかなべさん全然好みじゃない(笑)」

 

は?

 

「私のこと気に入ってくれてうれしいけど見た目全然好みじゃない(笑)」

 

おいおい、本音ぶちかましすぎだろ!!

とツッコミたくなったが話は早い。

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「あ、そうなのね。迷惑かけてゴメン。店出よう。」

サクっと会計(3,000円弱)を済ませ、笑顔で店を出ようとする俺に朝顔はやや動揺していた。

「え?急な展開ですけど・・・」
「そう?そんなことないよ、わかりやすかったよ」
「は・・はい」
「じゃ、気をつけて!」

そのまま駅で別れた。

その夜、朝顔から10行にわたるLINEが届いた。

続く。

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