【宗教の話】真光教に入信してみた結果 前編

1.ブサクエⅠ
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すべてのきっかけは三沢のおっちゃんである。

三沢のおっちゃんは私の父親と学生時代からの友人。完全に頭はハゲていたのだが、横の髪の毛を使って常にピシっと七三に整え、完璧なハゲ隠し七三をしているのが印象的だった。

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三沢のおっちゃんは某大手メーカーの営業部長、ってことはそこそこのお偉いさんだったのかもしれない。

私の父親は三沢のおっちゃんの会社に商品を卸していた。

つまり、友達でもあり、取引先でもある関係だが、よっぽど仲良しのようで。

私が小学校5年から中学2年ぐらいまでの5年間、月に1~2度は家族同士が集まって食事会をしたり泊まりの旅行などに行くような、なかなかディープなかかわりだったのだ。

三沢家は、おっちゃん(以下、七三)、ハーフ顔の美人な奥さん(以下、マリアン)、そしてと私と同学年の息子、マー君の3人家族。

ちなみにマリアンというのは昔活躍していた芸能人である。マリアンを知ってる時点で40代確定ということも付け加えておこう。七三とマー君に血のつながりはなく、ときおり微妙な人間関係がチラついていた。

そういえば、中学3年のときにホリ君、ヒロシ君と仲良くなるまで、もしかしたら私の親友はマー君だったのかもしれない。小学校6年頃によく遊んでた友だちは誰?と聞かれてもマー君以外思いつかない。

そして、このマー君が相当やんちゃで、身長180オーバー、体重100㎏オーバーの巨体、ケンカが超強いらしく、マー君の友だちもみんなマー君を怖がっていた。

中学に入ると髪の毛が金髪になったので「あ、いよいよそっち方面にいくのですね」と思った。マー君は見た目が完全にジャイアン(金髪)だが、根は優しいし、特に私にはやさしかった。

マー君と一緒にいたおかげで最弱勇者の私は、ならず者ばかりが歩く大阪CITYでも誰にもいじめられずに済んだ。このことから、私はマー君を「トヘロス」と呼んでいた(途へロスは弱い敵が寄ってこない呪文)。よし、マー君のことをこれからトヘロスと呼ぼう。

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さて、前置きは長くなったが、私は「日本人あるある」な無宗教の人間。

だが、三沢家の影響で真光教に入信した経験がある。

事の発端はトヘロスのオカン、マリアンである。

マリアンは不眠症で悩んでおり、100万以上もする謎の機械を装着しても眠れない日々だったそうだ。なんだよその謎の機械はと、つっこみどころ満載ではある。

だが、マリアンは真光教に入った途端、眠れるようになったようだ。ああ、それはよかったねなんだけど。

そのあたりからマリアンの布教活動が始まった。

まず、マリアンのことが大好きでマリアンの言いなりの七三は、すぐに入信した。

トヘロスは面倒くさいからと入信を断った。

そこで狙いをつけられたのが私だった。

・・・

ある日、トヘロスの家で遊んでいるとマリアンが現れ、私に1,000円を渡し

「今からおもろいもん見せたるな(^^)とりあえずローソンでコーラ3本買っておいで♪」

は?と思ったがコーラは大好物なのでもちろんすぐにローソンへ行き、からあげ君とコーラを3本購入。

「ほな、ばかなべ君どれがいい?」

3本の中から好きなコーラを選べという。

同じコーラだからどれでもいいので適当に選ぶ。

トヘロスも同様にコーラを1本手に取った。

残ったコーラをマリアンが手にし、俺たちの前に置いた。

「これ、まだ栓空いてへんやろ?じゃあ、やるで」

するとマリアンはゆっくりと目を閉じ

 

 

手かざしを始めた

 

 

は?何やってんの?と思ったが、マリアンは真剣に手かざしをしているのでふざけてはいけないような気がした。

約3分ほど経った後、マリアンは目を開き

「はい、このコーラ飲んでみて」

と私を促した。いわれるがままに栓を開けると、プシュ感がない。コップに注いでも炭酸がシュワ―っとならない。そして何より

 

味がしない

 

「ええ!!なんでなんで!!」
「味せえへんやん!!おばちゃん何したん!?」

中学1年のトヘロスとばかなべ少年は大混乱。

無論、当時の私が新型コロナに感染していた可能性はゼロではない。だが、新型コロナ感染者ではないことがこの後、すぐに証明された。

「じゃ、あんたらが持ってるコーラ飲んでみ?」

プシュ、シュワ!!ゴクゴクゴク!!!

イエス!!アイフィールコーク(゚д゚)!

うまい・・、普通のコーラだ。だが、マリアンが手かざししたコーラをもう一度飲んでみても無味。。。

 

 

すっげーーーー(゚Д゚)

 

 

手かざしすげーーーーーー!!(゚д゚) 
手かざしすげーーーーーー!!(゚д゚) 
手かざしすげーーーーーー!!(゚д゚) 
手かざしすげーーーーーー!!(゚д゚) 
手かざしすげーーーーーー!!(゚д゚) 
手かざしすげーーーーーー!!(゚д゚)

私とトヘロスは超テンションが上がった。

まるでマジシャンやないか。

よし、今後はマリアンじゃなくて「マリック」って呼ぶことにしよう。

そういえばマリックも「キテます」とか言いながら手かざししてた。うむ、彼女は完璧なマリックだ。

そして、試しにもう一回、違う炭酸飲料を買ってきて同じようにやってもらったら、やっぱり同じ結果になった。

「あんたら、これ出来るようになりたい?」

(゚ー゚)(。_。)(゚-゚)(。_。)ウンウン.

もちろんできるようになりたいに決まってる。

「実は、あんたらも簡単にできるようになんねんで」

グラサンをしていないマリックは、ニヤリとしながら俺たちを巧みに誘った。

自宅に帰ると、興奮冷めやらない私は父と母にマリックの話をした。

「ああ、それな・・・・」

父も母も全然テンションが上がってない。

「まぁええで、お前が行く言うんやったら・・・」

は?行く?どこへ?

 

 

 

私は謎の道場にいた。

 

 

 

この道場に来たのは初めてではない。

コーラ手かざし事件から数日後、「お試し」のような雰囲気で何度かこの道場に連れていかれた。

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道場は都心部を離れた場所にあったため、いつも父親に車で連れて行ってもらってた。と一緒だった。道場に着くと、父はマリックや七三とともにどこかへ消えた。そして、私は子供たちが集まる広場に案内された。

この道場、まるで天国のような場所だった。

大人たちがどう過ごしていたのかは知らないが、親に連れてこられた子供たちは30畳ほどはあるだろう宴会場のような広い部屋で遊んでいるだけ。マンガもあるし、遊具などもそろっている。

驚いたのが、そこにいた子供たちはみんなニコニコしてとても良い人ばかりなのだ。

年齢層はバラバラで高校生から小学校低学年までいたと思う。

常時10人ぐらいいたが覚えているのは

①ひょろっとした背の高いインド人風少年(以下、インド君)
②スポーツ刈りの少年(以下、角刈り君)
③中学3年の地味女子
(以下、3時のヒロイン福田麻貴、すなわち、福田子)

①のインド君は恐らくこの道場における超ベテランなのかまたは親族なのか、リーダー的存在だった。「ばかなべ君、仲良くしましょうね!」と関西のクソガキが絶対言わなそうな敬語を交えて私を受け入れてくれた。

インド君の年齢はわからないが恐らく同年代。彼はマジでいい奴だった。常にニコニコして、誰であろうとウェルカムな姿勢は崩さない。ビジネスパーソンだったら相当な対応力だ。

残念ながら、私は子供のころからブラックジョークや他人いじりで笑いをとろうとするひん曲がった性格だったので、インド君のさわやかすぎる世界観に馴染めなかった。

②角刈り君は、インド君の子分的存在でインド君ほどではないがニコニコしている。

そして問題は③福田子である。決して美人ではなくエロいわけでもない。地味な女なのだが、とにかくめちゃめちゃやさしい。手かざし新人のばかなべ少年に最も接近してきた人物である。

道場に行くと福田子と話をしたり散歩することが多くなった。手をつないだこともあった。

そう、もうお気づきだろう。中学1年の男子が年上の女と手をつなぐなど、通常はありえない。好みでない女であっても、触れ合いがあると福田子を異性として気にし始める。あれ、福田子は俺のこと好きなのか?と思いはしたものの

 

今思えばおかしい。

 

インド君、角刈り君、福田子はいつ行っても、この3人は常に道場にいた。この3人以外覚えてないのは、その他のメンバーは私のような宙ぶらりんの人間だったからだろう。

宙ぶらりん族は、私同様で妙にやさしいとか、他人に声をかけるようなことはなかった。

また、この3人は私が言う冗談話を聞いて、常に爆笑してくれた。大して面白い話ではないのに、爆笑である。俺って笑いの天才?と勘違いしていたのは彼らのせいだと言っても過言ではない。

そして、妙にやさしい福田子。絶妙な距離感で近づいてくる。手をつないだり、腕を組んだり。昼寝をしてると隣で添い寝してきたり。

なぜか福田子をおんぶすることが多かったが、背中にあたるおっぱいの感触はばかなべ少年には刺激が強すぎた(常に勃起していた)。私にとってあの道場は、ディズニーランドのような夢と魔法の王国であり、軽いおっぱい風俗でもあった。

福田子と順調に愛を育んだ数か月後、マリックが現れた。

「ばかなべ君どうする?本気でやってみる?」

私は即答で「やる」と答えた。

つづく。

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