東京都北区赤羽の隣町の女 第三話/パクソダクエストⅥ

3.ブサクエⅢ そして伝説へ・・・
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PREVIOUSLY ON BQ (和訳:これまでのブサイククエスト)

有楽町で見つけたレベル35の天使。

私のやる気は7億にまで達し、2週間連続ストップ高となった(出来高は想像のみなのでゼロです)。やる気バブルを迎える中、目前に迫っていたのはユミの誕生日だ。

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いや、ちょっと待てよ・・・

今思えばだが、「誕生日はいつ?」などという質問

 

最近した覚えがない。

 

聞いてない、本当に聞いてないわ。なんなら年齢、住んでる場所、仕事さえ。だって聞いてもどうせ忘れるから。

え?人でなし?いやいや、みなさんもそうですよね?だって聞いても絶対忘れるじゃないですか。「忘れた=怒られる」なので、だったら聞かなきゃ良いってなりませんか?怒るのも無駄だし、怒られるの嫌だし。え?あれ?俺頭おかしい?は?

 

みなさん、胸に手を当てて、今まで自分を通り過ぎて行った女&今関係のある女の中で、何人の誕生日を覚えていますか?

 

私は、4人でした。

 

過去の手帳や資料などを掘り出せば、思い出せるかもしれないが。

今即答できるのは4人。

・中学2年のときの彼女、真由美 11月28日
・パクソダクエストⅠの主人公の女 1月某日
・パクソダクエストⅣの主人公の女 7月某日
・パクソダクエストⅥの主人公(ユミ) 4月某日

これが多いのか少ないのかはわからない。だが、少なくとも即答できる女の中でもっとも最近なのがユミである。

この記事は過去記事をもとに書いてるのだが、私はちゃんとコンパでユミの誕生日を聞いていた。そして誕生日に向けた計画を着々と立てていた。

きっと、当時の私はユミの誕生日を祝いたいと思ったのだろう。

大学のときはナンパした女だけじゃなくてバイト先や学校の友達の女の誕生日は全部記録して、毎月誰かしらを祝ってたのだが・・・。

私にとってユミは、最後に誕生日を覚えた女である。

・・・

THE FOLLOWING TAKES PLACE
BETWEEN 21:00PM AND 22:00PM

・・・

3rd day
「想定内の展開」

コンパの後、ユミとは次回アポ予定は確定していた。

だが、アポ日の前にユミの誕生日はやってくる。

このチャンスを活かさない手はない。

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ーある日

ユミはその日、仕事だった。

彼女の仕事はアパレルショップのエリアマネジャー。

仕事の日はどこにいるのかわからない。

「急で悪い!今日10分だけ俺に時間をくれ。」

その日の朝、私はユミにメールをした。

それから数分後、ユミから返信があった。

「21時ぐらいならいいよ。今夜は丸の内方面かな・・」

よし、完璧だ。

21:00:06

まだ肌寒い春先のある日、私は丸の内のビル前に車を停めた。

平日の夜はほとんど人通りがない。

しばらく待っているとユミからの電話が鳴った。

「丸の内着いたよ?どこにいるの?」

信号を挟んだ先にユミが見えた。

「目の前を見てみな」

ユミは電話を切って前を見た。

 

 

でかい花束を持った小さいおじさん(私)が威風堂々と歩いてくる。

 

 

(え?何このおじさん・・・・)

とユミは思ったに違いない。

ユミはびっくりしたのか、信号の前で立ち止まっていた。

ばか「どうしても、誕生日までに渡したかった。」

ユミ「え・・・」

ばか「少し早いけど、誕生日おめでとう。」

ユミ「え?え?」

ユミはびっくりした様子で花束を受け取った。

ユミ「え、本当にうれしい。こんなことされたの初めて・・。ありがとう。」

ばか「じゃ、今度遊ぶの楽しみにしてるね。」

ユミ「え・・?も、もう行っちゃうの?」

ばか「だって10分しかもらってないからね(笑)」

ユミ「え、そんな・・。じゃ、ちょっとドライブしよ!」

ばか「そんな花もって電車乗れないよね(笑)わかった、家まで送るよ。」

そうして車でユミの家へ向かった。

実はすべて予定とおりだ。

どう考えてもデカすぎる花束を準備したのは、予想をはるかに超えて驚かせるだけでなく、電車に乗るのは恥ずかしいレベルのものにした。

車の後部座席が全部埋まるほどのデカい花束にしたのだ。なんて小賢しいのだろうと我ながら思うが、結果がすべてだ。

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談笑しながら車を30分ほど走らせた。

超好みの女が横にいる。なんて気分がいいのだろう。ていうかなんてかわいいのだろうか。

家までのドライブは控えめに言って半沢直樹1話分ぐらいの充実感があった。

家に到着した後、ご飯に誘われた。ご自宅訪問OKサインだ。

だが、今日は送るだけにした。

なんとなくもったいつけたかったのだ。

ユミは少し寂しそうにしながら

「じゃ、最後にギュっとして。」

 

 

かわええええーーーーーーーーーーーー

 

 

もうね、お前はガチの川栄李奈かと。川栄よりかわええわと。

私は思いっきりぎゅっとした。おっぱいを。いやいやいや、違う違う。まるで恋人かよという感じに車の中でユミを抱きしめた。

うむ、デブではない。

大人になると打算的でいやになっちゃうね。感動的な抱擁ではなく、デブチェックしてしまう。まったくクズあるあるだ。

しかし、私はキスはしなかった。

やれたかも委員会にかけたなら、恐らくこの時点で「やれた」と判定されたであろう。

だが、私はヤルどころか、キスさえしなかった。

もう、これナンパじゃなくてガチの恋愛やん。

つづく。

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