モテる男、君の名は。

4.ブサクエⅣ そして老害へ・・・
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世の中には、稀にビジュアルに関係なく女を魅了する男がいる。

有名人でもないし、スポーツ選手でもない。金持ちなわけでもないし、王様のブランチで司会をしていたわけでもないのに、なぜかモテる男。

その男はあくまでも一般的な、いやどちらかというと平均よりやや下ぐらいレベルのおっさんなのだが、モテオーラを放ち、自分の実力とかけ離れた結果を出す。

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おおよそ15年前、彼はひとりの女に恋をした。

その女性は彼と同じ会社で働く派遣スタッフ。とてつもなく美人で、彼は一目ぼれしたらしい。写メを見せてもらうと、上戸彩風味が入った本物の美人だった。

「ばかなべ、どうしたらいいと思う?」
「え?何がですか?」
「俺、マジでこいつに惚れたわ。どうしたらええんかと思って。」

彼の本気度がひしひしと伝わってきたので、そんなアドバイス誰でも思いつくだろボケ!と誰もがツッコミそうなクソバイスを彼に伝えておいた(どうやら、私には恋愛真面目アドバイスをする能力に欠けているようだ)。

正直、私は彼のことを頭が悪い人間だと思った。どう考えても釣り合わないからだ。成功可能性、いや、性交可能性はゼロだと思ったので、特別イベント「失恋残念フェスティバル~無理に決まってんだろ、お前何考えてんねん~」の企画もかなり具体的フェーズまで進んでいた。あとは彼の惨敗待ちだった。

だが、予想に反して彼は上戸風の女を自分の彼女に仕立てた。

こちらとしては大損害だ。観客動員4人の居酒屋のキャンセル料、彼の悪口ばかり書いた手書きのフライヤー作成コスト。すべては無駄になった。確か、あの頃から彼のことを迷惑型コロナと呼び出したように思う。

とはいえ、彼はきっちり結果を出した。確か3回目のデートで告白したとか言っていた。純情に恋した男はジェットストリームアタック作戦(別名ガイア、オルテガ、マッシュ作戦。3回目でそろそろ告白しようという極めてビビりな行動)をしがちだが、例にもれず彼もそうしたのだ。そして、彼女化を見事に完了した。

友人としてうれしい、ただそれ以上にムカついた。なんであいつがそんな美人と付き合ってんだと。こちとら出会い系で化け物とばっかり出会っているというのに。ふざけやがって。

ドラえもんが家にいたなら即座にもしもボックスで「彼の彼女の口臭はドブ系でありますように、っていうかマンコもドブ系のクサマンでありますように!!」とまくしたてた英語で言っていたに違いない。ていうかクサマンって英語で何っていうのだろう?

私の召使い、Google(インターネット関連のサービスと製品に特化したアメリカ合衆国の企業)に調べさせたところ、クサマンはXamanとなった。これが合ってるかわからないので念のため逆検索もしてみた。

クサマン=シャーマン。特に私が求めているような返還はされなかったのでこのあたりでGoogleの話は捨てよう。

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彼女が出来て有頂天になった彼は私に言った。

「俺、そろそろ引退するわ。」

突然、謎の引退表明。

彼は私が大阪時代に結成していた「恥丘防衛軍」に属するパイロットでもあった。恥丘防衛軍の任務は、凶悪なナンパ師たちから女性を守り、手万で女性に快感時間を提供すること。まぁ平たくいえばナンパなんだけど。

突然のナンパ引退宣言に私は驚いた、というのはウソで。正直、彼は量産型ジムであり、いようがいまいが誰も気づかない戦力なのだが、引退表明をされた以上は、引退会見を開くのが筋というものだ。

SONY DSC

私と彼は、南紀白浜のホワイトベース(御苑)で引退会見を開いた。

「それでは、ただいまより引退会見を開きたいと思います。率直に言って、引退を考えられた理由は何ですか?」
「やっぱり、体力の限界ですね・・・」
「そうでしたか、お身体はどこか故障があったりするのでしょうか?」
「はい、私の身体はすでに悲鳴をあげている状態です。」

これ以上書いても何の笑いも生み出さない、内容スカスカの引退会見をVTR撮影していた。当時、我々はナンパAVに憧れてハンディカメラを回しながらナンパするのが流行していたのだが、せっかくなので引退会見もノリで撮影したんですが。

このVTRは今となっては伝説の爆笑VTRとなった。

何度見ても爆笑、やはり彼は天才的である。もうね、ハメ撮りだけでなく、面白いものはなんでも動画で残しておくことを強くお勧めしておきたい。超笑えるから。何度見ても笑えるド・ド・ドリフの大爆笑である。

・・・

伝説の引退会見から3年後、私(ガンタンク)は上京していた。さらに相方のB岡(ガンダム)も上京が決まり、南紀白浜に行くこともなくなった。事実上の恥丘防衛軍解散である。

そして、例の彼は相変わらず上戸風彼女と仲良くしていたのだが、ある日彼が東京に遊びにきたとき、上戸風の話になり

 

「セックス中は俺は基本的になんもせえへん。寝てるだけや。あいつは俺の上で腰振ってるわ」

 

自分の彼女との営みをあからさまに話す最低な

彼の名はKK先輩である。

そして、昨日。

KK先輩はまたモテた。

誰にモテたのか?それは今年3月に遡る。

KK先輩がマッチングアプリで飲み会をセッティングしたのは今年の3月。当時の東京はコロナ問題で夜の街もほとんど人がいなくなっていた。

そんなときにマッチングアプリで出会おうとする女もKK先輩も頭悪すぎるとしか言いようがない。

頭が悪い人間が好きな私は、前向きに飲み会に参加した。

つづく。

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