ネットナンパ ムーの謎 最終話/パクソダクエストⅤ

0.パクソダクエスト ばかなべの原点
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「私以外の女とヤッたら殺す」

殺害予告は突然にやってきた。

今の時代、SNSで発言してはいけないレベルの言い回し。

だが、ムーははっきり言ってのけた・・・

銃社会じゃなくてよかったぜ・・・

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昨日の夜、出会い系で知り合った女ムーと私はセックスをした。

そのエロい状況は前回の記事をみてもらえばわかるとおりだ。

朝起きると、ムーは昨日のカニ鍋を使って雑炊を作っていた。控えめに言ってめちゃめちゃウマかった。どこまでデキる女なんだ・・・。

「はい、どうぞー。食べて食べて。」

うまそうすぎる雑炊が私の前にやってきた、そのとき

「ニャー」

開いている窓から猫が入ってきた。

「ムー、こっちおいで」

なるほど、ムーとはこの猫の名前だったのか・・・

ていうかそのネーミングセンスってなんだよ!

猫顔の女が猫を抱いている姿を見ながら食べるカニ雑炊はなかなか乙だった。

スウェット姿の気だるそうなムー(人間のほう)は美術系女子というか、アーティスティックな、椎名林檎のような攻撃的な雰囲気と色気がある。

単なる朝立ちなのか、ムーの色気なのかはわからないが勃起したちんちんをぶっさしたくなりあさイチで天下一セックス大会を再開。

昨日の動物的なセックスとは一転、正統派のセックスで終始正常位。

「ああん!!あん!!ああああああん!!!」

窓が開いていて喘ぎ声も外に漏れるだろう状況でも、ムーは遠慮なく声を出す。

自由奔放なムーの性格ならではだ。

ムーはセックスのとき、感じならがもずっと目をそらさない。じっと男を見つめながら、ときに顔を歪めながらも、男が腰を振る状況をじっと見つめるタイプだ。

しかし、強気な普段の感じとは裏腹に、身体を震わせながら泣きそうな顔をしている。なんちゅうギャップのかわいさ・・・

そうなるとこっちも目をそらすわけにはいかない。なめんなよ負けてたまるか。お互い腰を振りながらも見つめ続けながらどっちが先にイクんだ合戦がはじまる。

もちろん、これは男に圧倒的不利なゲームだ。

感じながら顔を歪ませガン見する女ほどかわいいものはない。

あっさり果てる(゜-゜)

もう、だってムーちゃんかわいいんだもん。

バリキャリ系なくせにかわいいんだもん。

などと思いながら果てた私は、ぐったりとムーに寄りかかった。

 

「私以外の女とヤッたら殺す」

 

え?

一瞬何言ってんの?

と思い起き上がってムーを見ると

 

目がマジだった(;゚Д゚)

 

こいつ、マジで人殺しそうな目をしてる・・・

これはいよいよ覚悟をもって付き合っていかなければならないな・・・と思った。

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ムーは思った通り束縛するタイプだった。

感情の起伏も激しく、一旦ヘソを曲げるとなかなか機嫌を直してくれない。

なかなかの暴れ馬だ。

だが、そういう気まぐれなところが憎めず、かわいいと思ってしまった私は、しばらくムーにハマる。二人でいるときのなつき方がまさに猫でかわいすぎるのだ。

私は毎日、ムーの家に通っては浴びるように酒を飲み、ムーの身体をむさぼりつくした。

ムーは、会うたびにかならず私の携帯をチェックしていた。

だが、このときムーにハマっていたので後ろめたいものは何もなかった。

多目的トイレを活用した浮気もしていない。完全に潔白。かかってこい文春。

あの頃の私を仮に文春記者が追ったとしても、重い荷物を運ぶおばあちゃんを助ける私しか撮れなかっただろう。言うまでもなくそんなことしてないけど。

「俺、もしかしたらこのままムーと結婚するのだろうか・・・」

そんなことも頭によぎった。

・・・

5か月後

ムーがブチ切れた。

いや、ムーが何度かブチ切れたのはあったが、今回ばかりはマジでヤバい切れ方である。

ことの発端は、付き合った記念日6か月目の当日だ。

ムーは記念日を大切にするタイプで、その日は私がムーの家を訪れた日のちょうど6か月目だった。2人でお祝いをしようとカニ鍋で乾杯しようと言っていた。

ムーはカニはもちろんいろんな準備をしていた。

ムーの家で19時合流予定だった。

だが、そうはうまくいかない。

私は急な案件が入り結局ムーの家に着くのは21時頃になった・・・

ムーの家に行くと部屋の中は真っ暗。

待っているはずなのに、どこか出かけたのだろうか?

とりあえず部屋に入り、電気をつけてムーに電話しようと思ったその時、何か視線を感じた。

なんだ?

と思い部屋の周りを見渡した。

押し入れの天窓になにやら気配を感じた。

「ふー、ふーー」

かすかな呼吸音も聞こえる・・・

ま・・まさか・・・

「ムー?いるの?」

声をかけたそのとき

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

怒りに満ちたムーが天窓からあらわれた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

押し入れの天窓からムーは顔を出した。

今日という日をサプライズで演出したくて、天窓でずっと待っていたという。だが、いつまでたってもかえってこない私に次第に怒りの感情を抱いた。

天窓から降りてきたムーの身体から怒りの湯気がたっている(ように見えた)。

「普通、連絡してくるよね?遅くなるなら。」
「ご・・ごめんごめん、ちょっと忙しくって」
「は?メールなんか2秒で打てるよね?は?」

この日、入院にまでは至らないもののなかなかの痛手を負った(精神的に)。

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さて、ムーとはこのあと1か月後に別れることになった。

簡単に言うと、私がムーの期待に応えられないことが原因だ。

私とムーは自分たちのこれからを話し合った。

そして別れることを決めた。

それぞれの新しい旅立ちのために。

最後の夕食はムーの家でカニ鍋をすることにした。

出会ったときとまったく同じシチュエーションだ。

三鷹台に到着、メールナビをもう一度楽しんだ。

あの日、私はムーにびっくりさせられっぱなしだった。

だから今度は私が驚かす番だ。

ドアをノックした。

ムーがドアを開けた。

私はムーがほしがっていたものをプレゼントした。

ムーは驚いた。

ようやくだ。

今までやられっぱなしだったけど、最後になんとか喜ばせれたかな?

完敗ではなく乾杯で私とムーは関係を締めくくった。

ムーの家にきて、はじめてセックスしなかった日。

その日がそれぞれの新しい旅立ちの日となった。

あの日が、ムーとあった最後の日。

最後まで謎の女。

それがムーだ。

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