ネットナンパ ムーの謎 第一話/パクソダクエストⅤ

0.パクソダクエスト ばかなべの原点

一時期は結婚も考慮した、最愛の彼女ミキ(パクソダクエストⅣの記事)との恋は切な過ぎるほどにこっぱみじんになった。

結局、彼女は吉本興業の中堅芸人に夢中になり、私は生ゴミの如く捨てられた(生ゴミは月・木)のである。

どうもこんばんは、生ゴミがすでに発酵して異臭を放つクソゴミのばかなべです。

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仕事を終え、夜に帰宅した夏場の私の金玉付近のオイニ―はガチでキツイのですが、どうかご容赦頂きながらアフターミキのストーリーを進めていきたいと思います。

当時、最愛の彼女ミキが去っていたことで、多少の凹みはあった。

だが、得られた自由の時間はそれ以上に魅力的であり、男の友人と出会うことも多かった。仕事も充実しすぎるくらいに充実していて。

当時の私は充実していたように思う。

・・・

第1章
「運命の夜」

22:00 都内某ホテル

宿泊型のセミナーに講師として参加していた私は、受講生との食事交流会を終え、ホテルの部屋で一服していた。

受講者は飲みにいったり、風の谷へ出かけるものもいるだろう。

だが、私は明日のカリキュラム整理をすべく自室で作業をしていた。

PCを開いてメールチェックを終え、明日のカリキュラムを確認。

受講生の反応や属性、セミナーの雰囲気に応じて、カリキュラムやスライドの微修正を行う。明日のパフォーマンスを最適化するために。

ひととおり作業を終えると、ベッドに寝転び一息をつく。

ふぅ。

それにしても

 

 

暇だ。

 

 

やることがない。まぁぶっちゃけセミナーは予定通りに進捗してるし、やることといえばテレビを見ることしかない。

うーむ。

びっくりするぐらいつまらない。

なぜ、出張先のホテルで見るテレビはこうもつまらないんだろう。

同じダウンタウンDXも、出張先では1ミリもおもしろくない。

恐らく、いつもと異なる状況で、「何か」を求めているのだろう。

仕方がないのでコンビニに行った。

暇つぶしに雑誌を買おうかと思ったが、この頃はビジネス書しか読んでおらず既に目を通しているものばかり。

結局、ビールとつまみを購入し部屋に戻った。

ふたたびテレビを見ながらビールを飲んでみた。

うーむ。

 

 

暇だ。

 

 

全然楽しくない。

なぜ、出張先のホテルで飲むビールはこうもまずいんだろう。

同じスーパードライなのに、全然「ぷはー」とならない。

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仕方がないので、よしこ(※)に電話してみた。
※よしことは、大学時代に南紀白浜でナンパして以来、現在もつながっているくされ縁の女です。

「ばかなべさんはいっつも自分が暇なときしか電話くれんやろ」

怒られた。

的確なご指摘だ。

怒られたがさすがはよしこだ。

俺を30分以上も電話で笑わせるとは、極上の暇つぶしになった。

電話終了。

うーむ。

 

 

暇だ。

 

 

すると、テレビの横にレインボーチャンネルという番組表を見つけた。

ほほう。

なんでも、カードを買えばAV見放題らしい。

なるほど、暇つぶしにはなるかもしれん。

早速、エレベーターホールにあるペイTVのカード販売機へ向かった。

画像1

無骨なカード販売機を見た瞬間、私はあることに気づいた。

このカードを購入した私を客観的にどうみられるか。

「カード販売機様、1,000円払いますので、どうか僕にAVを見せてください~。おねげえしますだ~。」

ふざけるな。

俺がなんで金払ってAVみなきゃならんのだ?

だいたいこのカード販売機、俺よりチビのくせに、人間様にえらそうに1,000円払えだと?

しかもテレホンカードではありません?

わかっとるわ( ゚Д゚)

恐らく1,000円を入れると、「ほれ、これで見ろ」みたいに、カードを吐きだしやがるのだろう。

それをありがたく両手で受け取り、スタスタと自室に戻るのだろう。

しかも、AV見放題といっても番組表通りに放送されているだけで、自分の好きなナンパものや素人モノを選べるわけではない。

それにもかかわらず、1,000円という高額請求をどうどうとしている販売機。

「俺はそんな安い男じゃねぇ!」

エレベーターホールに俺の叫び声が響き渡った。(販売機に怒鳴るのは異常者の行動です)

そもそもエロ動画などネットで見ればよいことに気づいたので部屋に戻った。

うーむ。

それにしても

 

暇だ。

 

なぜか出張先のホテルではエロ動画を見ようという気が起きない。

テレビつまらない、ビールまずい、AV見たくない。

こうなると、ここからの行動の選択肢は以下の3点に絞られる。

1.キャバレンジャーに入隊する
2.風の谷へ冒険に出かける
3.インターネット技術を駆使する

まず、1は絶対ない。

俺はキャバクラには絶対に行かない。

煙たい場所でまずい酒を飲みながら苦手な派手目の女とスッカスカの話をするのに380円以上支払う価値の妥当性は認められない。

よって、1はなし。

次に、2もない。

アホ活動という名目での風の谷は全然アリだ。

鶯谷デッドボールなど、チャレンジ企画としてはアリだろう。

画像2

いや、やっぱり無理。

マジでふざけすぎ。

ちなみにガチの風の谷に行く価値観は俺にはない。

俺はどうしてもセックスを金で買う気にはなれない。

だから、ふざけるにしろ、ガチにしろ、風はない。

よって、2も却下。

そうすると残されたのはネトナンである。

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適当な出会い系サイトを模索。

出会いに飢えた女たちのキーワードを確認してみると、

趣味が映画鑑賞、音楽鑑賞、旅行、お笑い・・・

この人たち出会う気あるんでしょうか?

なんですかこのコピペのようなプロフィールは?

まったくつまらないヤツらばっかりだ。

だが、そこに異彩を放つ一人の女性登録者を発見したのです。

名前 ムー
年齢 20代後半
キーワード くるり 写真 猫 変 遊び人 酒 森 貧乏
メッセージ やる気ある?カモン

 

 

やる気ある?カモン

 

 

なんて攻撃的なメッセージだ。

キーワードを見てもなかなかイカれた人物が想像される。

ドラフト1位指名確定だ。

さっそく戦闘を申し込んだ。

メッセージを送ると5分後に返信が届いた。

「ひまだからメールならいいよ」

無味乾燥な返信ではあるがチャンスはつかんだ。

この挑戦的な女が一体どんな女のか知りたい。

こういうとき、俺は異常なまでにモチベーションが上がる。

ここから俺の本領は発揮だ。

チビ・ブス・包茎の3大ハンデを持つ俺には「言葉」という武器がある。

この手の女に認められるにはセンスあるやりとりに違いない。

これまでモテるために学習したあらゆる言葉のふざけ技。

ここしかない!!

ここから怒涛のメールラリーが始まった。

俺のふざけたメッセージに対してセンスある辛口コメントでムーは返信をしてくる。

こいつ・・

ユーモアセンス抜群か・・・・

返信スピードはどんどん速くなり、気づけば、1時間程度メールラリーを続けていた。

最初はどうにかつなげようと思っていたが、いつの間にかメールラリーを楽しんでいる俺がいた。

自動販売機に1,000円を払っていればムーとの出会いはなかったかもしれない。

ムーとのメールを終えた俺は、エレベーターホールに向かった。

 

「ありがとう、お前のおかげだよ」

 

俺がそもそも冷静になれたのは、色気もクソもない自動販売機のおかげだ。

お前がもし、俺に媚びるような態度であったなら、俺はカードを買っていたかもしれない。

オナニーしてふて寝していたかもしれない。

俺は一言、自動販売機に礼を言った。(いやその行動頭おかしいですから)

これが伝説のムーとの出会いのはじまりである。

つづく。

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