ご近所さんを探せ!でご近所さんと出会った結果 第一話

◆30日後に春休みが終わるばかなべ
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私は、ご近所に出かけていた。

それは上京して間もない頃、まだ私が20代の頃の話だ。

KK先輩に教えてもらった「ご近所さんを探せ!」というサイトを利用するのが私の中で大流行していた。

住んでいたのは五反田で、当時は風俗とぼったくりの町と揶揄されたものだが、今となってはITのスタートアップ企業が集まる五反田バレーだ。

我ながら、私はアーリーアダプター種族じゃないかと思うよ。だって、まだバレーになる前の五反田で、すでにITを駆使していたのだから(出会いだけのために)。

「ご近所さんを探せ!」は残念ながら2018年9月に閉鎖してしまっているが、本当に多くの素晴らしい出会いを私にもたらしてくれた。ゴキンジョクエストというブログがひとつ出来上がってしまいそうなくらい・・・ゴキクエ・・・、これ聞こえいいな。

よし、ご近所さんを探せで出会った女とのストーリーはすべてゴキクエと名付けよう。ゴキという響きがいかにも芳しいじゃないか。←失礼

さて、ご近所さんを探せ!というタイトルではあるが、実際は全然近所じゃない人としか会わないようにしていた。だってプライベートの時に近所でバッタリとか怖いじゃん。←最低

やっぱり安全第一。よってなるべく自分の家から遠い場所の人間とやりとりするのが暗黙の了解だった。これは女性側もそうだったはずだ(断言できる)。

しかし、しかしである。

私は五反田の隣の駅、大崎に住む女(以下、大崎子)とご近所さんを探せで出会ってしまった。いやいや、大崎なんか歩いていけるよ。中津と梅田ぐらいの距離、近すぎだよ。

ご近所さんを探せ!でご近所さんを探すのはご法度だったはずなのに・・・

私たちは出会ってしまった。

理由は明白だ。

 

 

 

大崎子のプロフは嘘だらけだった

 

 

 

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・・・

当時の大崎子のプロフィールは20代後半、中野在住、看護師。

なるほど、同世代のナースか、アリだな・・・と思い、安心してメールラリーを続けるうちにメールを携帯に移行。順調な流れだ、とこの時は思っていた。

そんなある日、大崎子からメールが送られてきた。

「今日は天気よくて気持ちいい~」

添付ファイルに写メがあったので開いてみると、ゴルフ練習場で見知らぬ女がスイングをしている姿を後ろから撮ったものだ。察するに映ってるのが大崎子だろうか?

この時点で(推定)大崎子はスタイルが抜群に良いことがわかった。これってめっちゃ朗報・・・なのだが、撮影者は誰なんだ?問題がある。明らかに、誰かが後ろから撮影しているのだ。当時、女同士で打ちっぱなしに行く人は少数派だったように思う(セレブを除く)。ということは・・・ここで切り返すメールは

「ナイスショット!ヘッドスピードがハンパない!」

無論、野暮なことを聞く必要などない。もう一人が誰かなんて誰でもいい。男だろうが、女だろうが、猫ひろしだろうが、ばんばひろふみだろうが。ていうか、ばんばひろふみ元気?ぐらいのノリで問題ない。それよりも素晴らしいヘッドスピード(静止画なのでわかるわけないのだが)を褒めておけばいい。

「来週ゴルフだから練習中~(^^)」

と送られてきたメールの添付を開くと男と2人、笑顔で映っている写メだ。

男は30代後半だろうか?シブくていかにも金持ちそうだ。おいおいきちゃったよ~、やっぱ男連れじゃん( ノД`)

 

などとは一切思わない。

 

なぜなら、隣に映ってる大崎子がややキツめの顔ではあるが控えめに言って美人なのだ。美男美女が映りこんだ写メ。まだ自撮り棒もない時代の写メ。ほほえましいじゃないか。

まだめちゃイケが放映されていた当時の表現で言えば「めちゃめちゃイケてるカップル」がしっくりくるだろう。

「楽しそうですね!お二人ともイケてる~!」

隣の男が誰なのかなど詮索する必要はない。とりあえず、今わかってるのは大崎子のとなりにいるのがばんばひろふみではないということだけ。まずは褒めておけばいいのだ。むしろ大崎子が美人だったことに喜んでるぐらいで丁度いい。

「ふふ、ばかなべ君いつ飲み行く?」

 

どういう展開だよ。

 

大崎子はいつも文脈がめちゃくちゃな女だった。マイペースで話題が右へ左へ飛ぶタイプだ。だが、私は適当に合わせるのが得意だ。いや、むしろ合わせなくていい。合わせたフリをしておけばいい。それよりもばんばひろふみが元気かどうかのほうが気になる。

さて、文脈はめちゃくちゃだがアポ打診は無論、大歓迎。よってアポることにしたのだが・・・

 

場所は五反田を希望された。

 

変わってる。

当時にしては相当に変わってるのだ。当時の五反田は女性が寄り付くような街ではなかった。大阪で言えば、大国町か十三あたりを指名しているようなものだ。十三はまだいいとして大国町とか頭がどうかしてるぞ。まったく変わった女だ・・。

だが、私は必要以上に前向きである。ラブホがある場所を指定してくれただけで御の字だ。ありがとう、ご近所さん。ありがとう、ばんばひろふみ。

私は感染者ゼロで緊急事態宣言を出されても文句すら言わない岩手県民にお礼を述べるのと同様の気持ちでご近所さんを探せ!とばんばん(ばんばひろふみのあだ名)に感謝した。

ということで、私はご近所にいたのだ。

いや、ご近所すぎるだろって。

五反田に住んでんだろって。

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・・・

五反田駅改札を出たところに立っていると、後ろから肩を叩かれた。

振り向くと、そこにいたのは真っ赤なワンピースを着た大崎子が立っていた。なんだこの存在感ある女は・・・

真っ赤なワンピースに引けをとらない写メ通りの美人、身長は160㎝ほど。スタイルの良さが際立つワンピースからすらっと伸びた白い足。予想以上にレベル高めの女がやってきた。水商売風ではないが、怪しい雰囲気の笑顔が特徴的な女だった。例えるなら、怪しい演技をしている時の蒼井優だろうか。

「ばかなべ君?はじめまして~、なんか変な感じだね(笑)」
「そうですね(笑)とりあえず行きましょ」

五反田のらがんに入店。この店はブサクエでも紹介したことがあるが当時は頻繁に利用していた。店内は薄暗く、男女兼用のトイレに男女が同時に入れるのが特徴の最強のお店だ(いや、料理めちゃめちゃおいしいとか他の特徴もあるだろ)。

実際に会ってみてもあいかわらず会話は右へ左へと飛んでいくが、100本ノックをこなすフリをして適当にキャッチ&リリースすること1時間。

「ばかなべ君っておもしろいね~、私のこと興味ある?」
「ざっと見積もってネッシーの5億倍?」
「ふ~ん、実はさぁ・・・」

私のネッシーボケをあっさりと無視し、大崎子からさまざまなカミングアウトがなされた。

①住んでる場所嘘 中野→大崎
②年齢嘘 28歳→35歳
③職業嘘 看護師→銀行員
④彼氏いない嘘 いない→いる
⑤名前嘘 〇〇子→〇〇美
⑥職場嘘 新宿→東京
⑦あと何個かあったけど忘れた 嘘→?

 

 

シンプルに大ウソつきである

 

 

カミングアウトされたはいいが、そのカミングアウト内容さえもはや怪しい。

悪い蒼井優のような表情でニヤニヤしながらカミングアウトをする大崎子ではあったが、そのカミングアウト内容よりも形の良い胸を凝視していたことしか覚えてない。

「いいね~、合格。私んちで飲み直そ♪」

なぜ、合格したのかはわからないが、努力が実った。努力とかしたっけ?よくわからない。大崎子曰く、まったく詮索してこないところが高評価だったらしい(胸見てただけなんですけど)。

店を出てすぐにタクシーに乗り、1メーター分だけ進んだ場所で車を降ろされた。

ここでようやく私は冷静になった。

彼氏いましたよね?

私の家?

これ、美人局?

美人なだけにね。

 

つづく。

春休みが終わるまで あと21日

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