卒業式の思い出 オクムラさん 前編

◆30日後に春休みが終わるばかなべ
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30日後に春休みが終わるばかなべ 4日目

自宅勤務という名の春休みに入ってから4日目に突入した。

新型コロナウイルスはいまだに勢いが止まらず、一時のタピオカに匹敵するほどの大流行だ。早くタピオカのように急降下してほしいし、絶対にロングセラーにはならない、なるはずはないと思ってる。つまらないから。

外出自粛の期間を鬱々と過ごしている人も多いかもしれないが、こんなときこそチャンスと捉え、普段できなかった勉強や自宅トレーニングに励むなどの自分磨きをしたり、普段考えることがなかった今までの生きざまを振り返るなど自分の棚卸をしてみてはどうだろう。この貴重な時間をいかに有益にするかがカギだ。

などと私はまるで意識高いツイッタラーに支持されそうなことを考えながら、自らも自分を振り返ってみることにした。

今年、高校を卒業した人たちは、高校の卒業式もなければ、大学の入学式もないという奇妙な経験をした人が一定数いると思われる。

高校生といえば多感な時期だし、節目節目の行事を経験できなかったことはとても残念に思う人も多いと思う。

そこで、私の高校卒業式の思い出をシェアしてみようと思った。卒業式で感じること、考えることをシェアすることで、自分の中で想像上の卒業式を生み出すことに貢献できれば幸いなことだ。

私の高校の卒業式の思い出といえば・・・

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・・・

高校3年生当時、私はかおりという女子に恋をしていた。

かおりはクリっとしたキラキラした目が特徴的なかわいい系女子。愛想が良く笑顔が素敵な優等生タイプ。頭がよくて成績も良いし、バレー部に所属してレギュラーとしても活躍。性格は明るくて真面目。顔面は化粧不要でシンプルにかわいい。ここまでのプロフィールはオルフェーブル並みに文句のつけようがない。

見た目の印象は・・・有名人に例えるなら(カーリング女子で一世風靡した)吉田知那美が近いかもしれない。

顔はあまり似てないが、素敵な笑顔と透明感という二点においては共通している。

透明感抜群であなたは笑顔の天才ですか?とでも言いたくなりそうな吉田知那美、本当に素敵な笑顔だな・・・

 

 

 

あ!!(;゚Д゚)

 

 

 

記事を書いてる途中だが、私はとんでもないミスをしていたことに気づいた。

以前、ばかなべタイガースのスタメン(アスリート編)を公開した。それが以下のツイートだ。

吉田知那美の名前が漏れていた

 

これはやらかした。適時開示が必要なレベルの重大なミスだ。はっきり言って一番好きなアスリートは誰だと聞かれれば食い気味に吉田知那美と答えるべきところだ。

だが、なぜスタメンに名を連ねていないのだ?

なぜ、絶対的エースの吉田知那美が漏れた?

スタメン発表プロセスのどこかに穴があるということか?

穴・・・

できれば穴に指をつっこみたい、

万子に指を二本つっこみたい!!!

いやいや・・・それもまた違う話だ。5月6日までは一旦自粛だ。

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とにかく、すぐさまスタメン見直しを図る必要がある。

近日中に修正報告をしよう(いやそれどうでもいいんですけど)。

とまあ、話を戻すと優等生タイプの美人かおりにばかなべ少年は恋心を抱いていたのだ。

無論、かおりをドラフト1位指名する男子も数多くいたが、かおりに男の噂は一切なかった。

男を寄せ付けない意味不明なオーラがあり、かおりに挑戦する男子が少なかったのも確かだ。

そうとなればKOKUHAKUプロセス実行を検討する。

勝算はなくはなかった。

かおりは男子とほとんど絡まないが、唯一と言っても良いほどに私とは仲が良かった。

手前味噌だが、あんなに打ち解けて冗談を言い合える男子は私ぐらいだった。

かおりの親友からも「ばかなべしか無理ちゃう?」と勧められたぐらいだ。

そんな中、高校生活の終わりも目前に近づいた冬休み。

私は決意した、かおりに告白しようと。

そして、最後の期末試験を終えた高校3年の2月。

 

私の恋はすべて溶かし無残に飛び散った。

 

俺との愛を守るため、お前は旅立ち、明日を見失った。ほほえみ忘れた顔など、見たくはないさ。愛を取り戻せ、

などと叫びたい気分だったとか、ふざけたこと言う余裕は当時一切なかった。

「付き合ってみーひん?」

この言葉にかおりはただうつむき、しばらく黙っていた。そして一言

「ごめん」

・・・

試験休み明け、最後の登校日。

つまり、卒業式だ。

当時、自宅から電車に乗って高校の最寄駅まで電車で行き、高校の最寄り駅に自転車を置いていた。

自転車置き場のおっちゃんに「3年間ありがとうございました!」と伝え、約2㎞ほど自転車を走らせる。

その日は天気にも恵まれ、快晴だった。

少し肌寒い気温だけれど、真っ青な空を見ながら、見慣れた風景を噛みしめながらペダルを漕いだ。

この後、卒業式までの記憶はほとんどない。

教室に集まった後、講堂に移動し、卒業式で卒業証書を受け取った。

そして、教室に戻った。

最後のホームルームに出席するために。

卒業式の記憶はほとんどないが、卒業式を終えた後の記憶は残っている。

講堂から教室へ向かう廊下から窓の外を見ると、誰もいない運動場がいつもに増して眩しく見えた。

あわせて、色んな思い出も蘇る。

体育祭、文化祭、昼休みにみんなでやってた草野球、しんどい以外に記憶がない校内マラソン。

そういえば高3のときはよくかおりと昼休みの運動場にあるベンチでバカ話をしていた。

もう二度とその時は戻らない。

もうこのクラスメートが集まることはないし、この廊下を歩くことも、学校に来ることも、授業を受けることもなくなる。

「また遊ぼうぜ!」「元気でな!」

最後のホームルームが始まる前の休み時間。教室内でクラスメート同士が声をかけあった。泣きそうな感情を抑えながらも無理に作った笑顔で。

泣きながら抱き合う女子たちもいた。二度と会えないわけではないのに、自動的に人と触れ合わせてくれる学校という組織の貴重さを痛すぎるほど実感していた、誰もが。

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・・・

告白したあの日以来、私はかおりと話すことはなかった。

いつも休み時間は冗談を言い合っていたのに、良い友だちになれるかもしれなかったのに。

告白なんてするんじゃなかった・・・そんな後悔の念が自分を襲った。

完全にフラれたのだが、私は多分、まだかおりが好きだった。

でも、かおりに挨拶する勇気はない。もう二度と会えないということを認めたくはなかった。恥ずかしくもあり、フラれたくせにしつこくする男でもありたくなかった。じゃあ友だちで!と言えるほど大人ではなかったのだ。

休み時間、かおりとは何度か目が合った。

だが、お互いに近づくことはなかった。

やがて担任の先生が到着し、一人一人に紅白まんじゅうが配られた。

卒業祝いということか。それを受け取った時、これが最後なのだと実感した。

ホームルームで先生が最後の言葉を話してくれていたが、かおりのことで頭がいっぱいだった私は何を話していたのか覚えていない。

ただ、この時間が終わらなければいいのにと、願っていた。

「さぁ、それじゃみんな。そろそろホームルームを終わらせよう。」

先生がそう言ったとき、本当の終わりを感じた私は思わず後ろの席にいるかおりのほうを振り返った。

 

かおりは私を見ていた。

目を潤ませながら。

 

「起立!礼!」

最後の礼を終わらせると親友の根岸が「一緒に写真撮りにいこうや!」と男同士の写真撮影に誘われた。

誘われるがままに仲の良い連中と集まり、話したり写真を撮ってるうちに、かおりの姿を見失った。

 

それが、私とかおりの最後だった。

 

つづく。

春休みが終わるまであと26日

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