田丸さんの小さな恋のメロディ 最終話

7.合コンの話
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PREVIOUSLY ON BQ 
(和訳:これまでのブサイククエスト)

3歳年上の田丸さんは、社会人経験を経て晴れて大学生となった。最初は浮いた存在で孤立していたが、コンパをきっかけに高橋君、近藤君とは知り合いになった。

そして、田丸さんはコンパに現れたA子(別名:岩石岩子)に恋心を抱き、ピュア丸に覚醒し、「恋は弱肉強食」「近藤がジャマやな」など、数々の名言を残した。

改めて、神戸へのドライブで「みんなでワイワイ」企画を実行。近藤が逃げ馬ならば、ピュア丸は差し馬。30馬身ほど先に近藤を見据え、いよいよピュア丸の反撃がはじまる。

第一話はコチラから
第二話はコチラから
第三話はコチラから

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・・・

A子に対する思いを明確にしたピュア丸。こうなったら後方支援するしかないだろう。

ピュア丸と一緒に近藤・女3人のところに戻り、全員をゲーセンへと誘いだし、すかさず近藤とセフレちゃんに「今から1時間程度分散デート作戦を決行だ。近藤はB子をプリクラに誘え。俺とセフレちゃんは消える。」と指示を出した。

近藤はB子を連れ出し、俺とセフレちゃんも消えた。このザ・お節介作戦で自動的にA子とピュア丸は残る。

さぁ、UFOキャッチャーをやるなり、エアホッケーをやるなり、メダルゲームをやるなりしてA子をおとせ!!!離れたところから俺とセフレちゃんはピュア丸を見守った。

 

 

ピュア丸は、タバコを吸っていた。

 

 

いきなりタバコかよ・・・と思ったが黙ってタバコを吸う横にいたA子がピュア丸に二言三言話しかけていた(偉いぞ!A子!)。ピュア丸も応答し、ときおり笑顔も出ている。

どうやら心配なさそうだな・・・

私とセフレちゃんはその場を離れワニワニパニックでワニをシバきまくった。

・・・

30分後

 

 

 

ピュア丸はタバコを吸っていた。

 

 

 

A子の姿はそこにはない、あれどうした?ピュア丸のもとに行き事情を聞くと

ピュ「ああ、A子は買い物に行ったみたいやで」
ばか「え?一緒に行かなかったんですか?」
ピュ「特にほしいもんないしな」

 

 

いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいややいやいやいやいやいやいや

 

 

そこ一緒に行くとこだろ!

と突っ込む人がいるかもしれない。だがそれは間違いだ。

 

これは、ピュア丸の作戦だ。

 

ハードボイルドに一人タバコを吸うピュア丸、この瞬間を買い物を終えたA子がもし見たとしたらどうなるかわかるか?

髪型がヤックンで、Tシャツをジーパンにインしたピュア丸がタバコを吹かしてるのだ。

その姿を見て一目ぼれする、その可能性は一切否定できない。ただ、ひとつ残念なのはA子が一向に戻ってこないことだ。

おかしいな・・・絶対に完璧な作戦のはずなのに・・・

その後20分粘った後、近藤とB子も戻ってきたがA子は戻ってこない。

もしや人さらいか!?心配になり電話した。

 

 

A子は、外のベンチで寝てた。

 

 

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・・・

腹が減ったのでファミレスに入った。

6人掛けのテーブルに通してもらい注文しようかとメニューを見ていたら

 

「ばかなべ君」

 

――は、はいなんでしょう?

 

「ばかなべ君はファミレスとかよくくるんか?」

 

――ファミレスですか?そ・・そうですね。たまにきますけど

 

「そうか、わしも地元ではようファミレスいったもんや」

 

――そ・・そうなんですか?

 

「そうやな。週2回ぐらい通ったこともあるかな」

 

――(何の確認だよ)そ・・そうなんですか(;゚д゚)

 

「まぁな」

 

――あ・・じゃあそろそろ注文しますか・・。すいませーん。

 

「はい、お待たせいたしました」

 

――あ、注文いいですか?

 

「はい、おうかがいいたします」

 

――えっと、僕は・・・ハンバーグの洋風セットで。

 

「はい、ハンバーグと洋風セットがおひとつ~」

 

――(近藤)じゃ、僕はイタリアンハンバーグをドリンクセットで。(女子たち)私たちはオムライスをドリンクセットで!

 

「はい、イタリアンハンバーグのドリンクセットがおひとつ、オムライスのドリンクセットが3つですね」

 

――ピュア丸さんは何にします?

 

「そ・・そうやな・・、俺は・・」

 

 

 

「和風セットをお願いします」

 

 

 

「・・・和風セット・・ですか?」

 

 

「ええ、和風セット以上でいいです」

 

 

 

(゚Д゚)(゚Д゚)(゚Д゚)(゚Д゚)(゚Д゚)
↑俺たち5人

 

 

 

――えと・・、ピュア丸さん・・・、あの和風セットってもしかして・・

 

「ん?どうしたんや?」

 

――あの、それってこれのことですか?

 

「そうやな(コクリ)」

 

――いや、あのこれって・・・

 

「お客様、こちらは何かのお料理とセットでご注文頂く商品ですので、和風セットだけではご注文いただけません。何かお料理をご一緒にご注文いただけますか?」

 

 

アラ、ソレイッチャッター(゚A゚)

 

 

「え・・そうなん?神戸ではそうなんか?」

 

――いや・・神戸ではというか・・多分全国的・・・あ、いやそうらしいですね。。。

 

「じゃ、和風セットはやめて」

 

――は・・・はい・・・

 

「唐揚げとライスで。」

 

 

(゚Д゚)(゚Д゚)(゚Д゚)(゚Д゚)(゚Д゚)
↑俺たち5人

 

 

 

「唐揚げとライスをおひとつずつですね、かしこまりました。では、ご注文を繰り返します。ハンバーグの洋風セットがおひとつ、イタリアンハンバーグのドリンクセットがおひとつ、オムライスのドリンクセットが3つ、あと唐揚げとライスおひとつずつ、ご注文は以上でよろしいでしょうか?」

・・・

一番最初に届いた料理は唐揚げとライスだった。

私の記憶が正しければ、唐揚げが280円、ライスが180円だった。

私の記憶が正しければ、唐揚げの皿には唐揚げが4個とパセリがのっていた。

私の記憶が正しければ、丸い皿に愛情を感じない盛られ方をした米が乗っていた。

田丸さんは無言で唐揚げとライスを食べ始めた。

食事時間は約2分、田丸さんは完食した。

と、同時に女の子たちのオムライスが届いた。

食べ終えた田丸さんは黙ってタバコを吸いはじめた。

遠くを見つめて。

ファミレスには多くの家族連れや学生たちがいた。

みな、楽しそうにしゃべっている。

だが、私たちのテーブルはオーロラが見える北極のような静けさ。

誰も口を開かなかった。

ピュア丸は二本目のタバコに火をつけ、窓の外を眺めていた。

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・・・

その後、近藤はB子が付き合いはじめたようなことを耳にした。

だが、田丸さんとA子の情報は永遠に届くことはなかった。

ファミレスがA子との最後の晩餐だったようだ。

田丸さんの恋は「和風セット」とともに、儚く終わりを告げたのである。

・・・

この物語を書いていて私はあることに気付いた。

A子との買い物に行かなかったのも、ゲーセンでタバコを吸うだけだったのも、そして唐揚げとライスを頼んだのも。

結局はお金を使いたくない、節約だったのだなと。

それを笑い話にしていいのか?と思ったが

 

 

ピンサロに行きまくってたので問題なしと判断した

 

 

タバコと風俗以外に金を払う気などない。明確な方針だ。

指名料は絶対にケチらないと自慢気味に言われたとき、どのようにリアクションするのが適切なのか、知っている人がいたら教えてほしい。

・・・

大学卒業後、田丸さんから年賀状が届いた。

地元に戻り就職が決まった田丸さんからのメッセージ。

「ばかなべ君、今度大分に遊びに来い!俺の愛車インプレッサで案内するぜ」

そのように書かれていた。

インプレッサという自動車を私はそのときはじめて知った。

そして、私は忘れない。

年賀状に書かれた「インプレッサ」の文字が異常なまでに達筆だったことを。

A子とは結ばれなかったけど、きっと今の田丸さんなら、彼女を作ってインプレッサでラブホインプレッサしていることだろう。←このくだりいります?←いりません

 

 

小さな恋のメロディ 作詞・作曲:浅井健一 Blankey Jet City

Ending Theme
「田丸さんの小さな恋のメロディ」
作詞:ばかなべ
作曲:Kenichi Asai(BLANKEY JET CITY)

ピュア丸の恋のメロディというブログを
観たことがないなら早く観たほうがいいぜ

大分のファミレスでは和風セット
単品で頼めるのさ 嘘と思うなら
大分のファミレスにいけばいいさ 

イクあてはないけど~
童貞捨てたい~

ムラムラしてくるぜ~ 
ナオンを見てたら~

幸せになるのさ~ 
誰も知らない 知らないピンサロで

ティンカーベルの彫刻ほどこされたドア
開けた先には俺のフェイバリット 
ピンサロ早朝割引3,500円

店員は言う
「見た目はダメでもドMだから それだけでラッキー 
指名した甲斐があったって思うはずです」

イクあてはないけど~
指名は折れたくない~

ムラムラしてくるぜ~ 
パネルをみたら~

黒革のブラに~ 
裂けたパンスト~

持ち帰るパンスト~
オナネタにするのさ~

現実は折れても~ 
指名は折れたくない~

幸せになるのさ~ 
誰も知らない 知らないピンサロで~

la la la woo la la la…..
la la la woo la la la…….

 

P.S.
ファミレス店員の最後のリピートに悪意を感じたのは私だけではないはずである。

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コメント

  1. 専務 より:

    初めまして!
    田丸さんの話を別のブログやnoteで読んだ気もしましたが、改めて一気読みしました!面白かったです!

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